|森の贈り物|表紙へもどる|頁作成:NOKO:2013-8|
最近遺伝子の研究が進んで植物も分類方法が変わりました。最新の分類は「APGU」と呼ばれます。
我々のフィールドでみかける背の高いアジサイは「タマアジサイ」です。 |
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この丸い蕾はよく見ると何枚もの苞葉に包まれています。 1枚の苞葉の中に1つずつ蕾の塊が入っています。 花が大きくなって開いてくると苞葉は落ちてしまいます。 |
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外側の苞葉から開き始めます。 次々に苞葉が開いて蕾の塊が姿を現してきます。 |
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全部の苞葉が開いて蕾がすっかり姿を現すと花が開いてきます。 外側にある、いかにも花に見える部分は「装飾花」です。 |
「装飾花 そうしょくか」とは?
花粉を運んでくれる昆虫たちを呼ぶための花です。アジサイの仲間は小さな花が集まっていますが、装飾花が縁取りをしていると全体として大輪の1つの花のように見えるので目立ちます。 |
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アジサイとガクアジサイが並んでいました。 |
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ガクアジサイの装飾花に近付いてみました。外側の大きな花弁のように見えるところは萼で、内側にある濃いブルーの小さなものが花弁です。中央部には雄しべ雌しべがめだっていますが退化していて形だけのものです。 |
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ガクアジサイの中央にある小さな花の集まり。 装飾花の中心部分だけが集まったような形で、ちゃんとした雄しべと雌しべがあります。 |
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ガクアジサイは真ん中の小さな花にだけ小さな実になりはじめました。 (タマアジサイの花の構造はガクアジサイとほぼ同じです) |