森の贈り物表紙へもどる|更新日:2010-1-18|


どんぐり広場と椎橋池


金沢自然公園【椎橋池】・通称『どんぐり広場』の生い立ちです
平成8(1996)年9月、当会発足当時、最初の活動として金沢自然公園内に『どんぐりと昆虫の森』を作ることになりました。これは、富岡小学校の生徒達が空き缶を集めて作ったお金で、区内に木を植えたいと、『市長への手紙』を出した事から動き始めた企画でした。
子供たちの希望にこたえて、横浜市から使って良いといわれたのがこの場所でした。
最初は保護区にして、フクロウなどが住める森にするという案もありましたが、方針を転換したわけです。
子供たちを迎える前に何回か草刈りなどをしましたが、とにかくすごかった事を思い出します。
背丈の1.5倍もあるアズマネザサやススキなどが密生するヤブ広場でした。
草刈り前に入った調査の時は、イノシシがYSTKさん(現NORA在籍)の脚をかすめて走り去りました。
すごかったなぁ・・・と、懐かしく思い出しました。
植えた苗木は、横浜市が購入して用意してくれたものがほとんどですが、子供たちが集めたお金で、シンボルツリー用にコブシを1本。そして、金沢区内で拾い集めたどんぐりを、子供たちみんながスコップで穴を掘っては、一箇所に3〜5粒ずつ埋め込んで丁寧に土をかぶせましたっけ…。
株立ちに育って見えているコナラやクヌギは、最初からどんぐりが複数だったからなのです。
本当かどうか知らないのですが、種子を蒔く時は1粒ずつでなくて複数一緒の方が、お互いの体温とか競い合いで発芽率が良いという話があったのと、子供たちがどんぐりをたくさん集めてきてくれたので、手間を省くためにも複数粒ずつ蒔いたのでした。
十年以上前の事を、少しずつ思い出してきました…。
コメント:NOKO
平成9(1997)年、苗木を植えたりドングリの実をまいてから一年後の写真です

そして、それから13年後・平成21(2009)年11月・下の写真のような森になりました

平成10(1998)年、見晴台方面 平成21(2009)年、見晴台方面

平成11(1999)年、高速道路方面A 平成21(2009)年、高速道路方面A

平成11(1999)年、高速道路方面B 平成21(2009)年、高速道路方面B
写真提供:Shaw  頁作成:maru♪

森の贈り物表紙へもどる|更新日:2016-2-13|