炭 焼 き デ ー タ ー 【報告書】

金沢自然公園・第5回炭焼き(2002年3月7日)
【炭材と詰め方】
炭材:真竹、伐採後1年以上放置されていた枯れた竹
巾5p×長さ33p
詰め方:縦置きとし、上部及び側面の空間は横置き
A窯(山側)、B窯(海側)共ほぼ同程度に、密に詰め込む

1. 火入れ〜窯閉じ
火入れ:平成14年3月7日(木) 午前7時5分(晴)
窯閉じ:平成14年3月7日(木) 午後5時0分(晴)

A窯(左・山側)

 

B窯(右・海側)

時刻

温度

摘  要

時刻

温度

摘  要

7:05

13

着火

7:05

13

着火

7:40

70

煙突から煙が出る

7:40

65

煙突から煙が出る

7:47

77

煙が勢い良く出る

7:45

73

煙が勢い良く出る

8:20

79

煙の色が黄白色になる
(竹酢液採取開始)

8:20

77

煙の色が黄白色になる
(竹酢液採取開始)

9:00

74

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9:00

71

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9:30

80

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9:30

78

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10:00

73

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10:00

70

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10:10

87

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10:10

85

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10:30

116

炬口をしぼる、レンガ一枚開

10:30

98

炬口をしぼる、レンガ一枚開

10:50

120

炬口を○パイプ(1吋)にする

10:50

95

炬口を○パイプ(1吋)にする

11:00

118

炬口の○に鉄筋を三本詰める

11:00

83

炬口の○に鉄筋を二本詰める

11:20

94

-------

11:20

94

炬口の○に鉄筋を三本詰める

12:00

118

炬口を密封する

12:00

105

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12:20

126

-------

12:20

106

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12:45

133

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12:45

110

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13:05

141

煙の色が薄くなる

13:03

113

炬口の○の鉄筋を二本にする

13:25

150

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13:25

108

炬口を再び開放し○にする

13:55

160

煙の色、透明感を増す

14:00

132

煙の色が依然として白い

14:30

158

炬口を再び開き、○にする

14:25

134

(温度上がらず、おかしい?)

15:00

190

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15:00

135

再開口、レンガ一枚取りはずす

15:30

200

煙が殆ど無くなる

15:30

140

煙の色が薄くなる

16:00

210

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16:00

145

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16:20

215

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16:20

164

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16:30

220

炬口を密封する

16:40

170

炬口を密封する

16:35

220

煙突を閉じる

17:00

185

煙突を閉じる

A窯の煙突温度は順調に上昇したが、B窯の温度上昇が鈍かった
B窯温度上昇遅延原因が窯開きの時に判明したので、特記事項を参照

2. 炭出し・窯開き
炭出し:平成14年3月11日(月)午後1時30分(晴)
おおむね良好な焼き上がりであったが、炬口から窯上部にかけて燃焼し、灰化が目立った
未炭化材は横置き炭材に発生し、各窯とも数本程度であった
未炭化材の発生場所は窯の壁面に密着した部分で、竹の表皮側を壁面に密着させたものに発生していた

3. 特記事項
B窯の温度上昇遅延原因は、ドラム缶の蓋(栓・アルミ合金)が熱で溶融し、そこから砂が落ちて煙道を塞いだためと判明、
A窯の蓋は鉄製なので、溶融を免れた

 ★ 窯の壁面に竹材を密着させて横に詰める際、竹の内側を壁面側に向けて詰める事

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炭焼き表紙へもどる|更新日:2019-5-24|