たき口は、火を入れて炭材が炭化してゆく状態を保つために、温度調節や空気調節をする部分です.。 炭焼きの最終段階では、空気が入らないように気密性を保たねばなりません。 さて、コンクリートブロックが崩れないように鉄筋や鉄線で補強し、ドラム缶窯を保温するための砂をブロックと窯の間に入れ、いよいよ『たき口』の製作です。 |
当初試作した炭焼き窯のたき口は、ドラム缶の底部にありましたが、その状態では窯全体に火力が ゆきわたらなかったので、今回はドラム缶の上部にたき口を設けました。 |
ドラム缶の上部にあるたき口に、火を送りこむ仕掛けはいろいろ考えられますが、一番簡単な方法として、金属製の石油缶を使うことにしました。 石油缶の一方のふたを切り取り、横腹にたき口大の穴をあけて、さかさまにぶら下げます。この石油缶の下で薪を燃やし、うちわであおぐか、ブロワーを使って火を送ります。 この方法は、火を落して空気の量を調節する時に、石油缶を外したり高温の窯に触れたりして、やや危険なので、後日改造して、たき口のまわりをレンガで囲い、気密性を高めた『たき口』にしてあります。 |
これで炭焼き窯本体は出来上がったのですが、ここは森の中ではなく、金沢区の名所『金沢自然公園』のほぼ中央です。来園者の目に付く場所なので、美観と炭窯を雨から守るために屋根を作ることにしました。 |
炭焼き窯の構築 | 基礎作り | 煙突 | たき口(この頁) | 小屋完成 | 炭材詰め |